今年の夏秋イチゴの収穫・出荷を全て終了しました。
2019年12月26日(木)、今シーズン最後の収穫と出荷を行いました。今年も、事故や災害、スタッフの怪我などなく、毎日を出荷を継続し、無事にシーズンを過ごすことができました。
2019年はハウスを2倍に増やし、かなりバタバタとしたスタートでした。生産量も増えましたが、それを上回る新規のお取引を頂き、終わってみれば、商品の99%を産地直送販売でお届けすることができました。
産地直送販売が拡がりました。
業務用では、全国の洋菓子・飲食店など、お取引先は約90店舗にまで拡がりました。普段、お店にいらっしゃる最終消費者様に最も近く接しておられる、パティシエやシェフの皆様と直にお取引をさせて頂くことは、いつも、私たちの夏秋イチゴづくりにとても参考となっております。
また、ご家庭用通販も、昨年に引き続きAmazonとYahoo!ショッピングで販売させて頂きました。こちらは、昨年と同程度のご注文を頂くことができました。ご家庭用通販については、今年は生産量の変動によって、出品できない期間が長くなってしまい、多くのお客様にご迷惑をおかけしました。
業務用でもご家庭用でも、喜んでいただいたことも、ご指摘をいただいたことも真摯に受け止め、さらに商品を改善していけるように生かしていきたいと思います。
改めまして、すべてのお取引頂いたお客様へ、御礼申し上げます。

農園スタッフの東京研修で、お取引先様と面会できました。こうした貴重な機会も、随時増やしていきたいです。
栽培では、異常気象や高温に悩まされた年でした。
とにかく、最近の天候は読みづらくなっています。日々の暑い・寒いは別として、「季節外れの●●」というのが、最近は多くなってきている気がします。
農業経営では徹底して無駄を省いたり、施設栽培の利点を生かして、予め決めたスケジュールに基づいて合理的な作業計画を組んでいくことが大事ですが、突発的な気候変動によって、色々振り回されることがありました。
ただ、日頃の準備と言いますか、非常時に対応できる余裕を設けられるような管理を続けていたおかげで、特に大きな影響は無かったように思います。
来年も良い年にできますように。
2020年は、さらに定植数を増やし、生産量を少しずつ上げていく予定です。栽培も販売も、後手に回ることがないように。どんなに生産面積や取り扱う商品が多くなっても、1つ1つを丁寧に。
今年以上の品質とパフォーマンスを発揮して、お客様の期待に応えられるように努めていきたいと思います。
また、最近は最終消費者の需要も多岐にわたって変化している様子もあり、生産者の我々が、栽培の最新情報をしっかりと把握したり取り入れたりしながら、お客様に適した夏秋イチゴをご提案・ご提供し続けられるように、強く意識していきたいと思います。
また、来年もどうぞよろしくお願いいたします。