3月から4月の生育は順調です。
当農園では、夏イチゴの株を2年~3年植えたままで栽培しています。
よく「そんなことできるの!?」と聞かれますが、イチゴは多年草なので、むしろこの方が自然の姿と言えるかもしれません。ただし、品種によっては権利の関係などから植替えが必要なケースも多いので、特にビジネスで栽培される方は良く注意が必要です。
さて、当農園で栽培している品種「なつあかり」、去年に植え替えたので、今年は据え置き2年目です。冬の間は実を付けさせずに低温にあて、しっかりと休眠させていました。

休眠中はこんな様子(2020年1月撮影)
今年は暖冬の影響で少し春の訪れが早かったですが、3月中旬頃から本格的な栽培を開始し、今日現在まで順調に栽培を継続しています。
1カ月も経つと、生育のゆっくりなこの時期でも少し違いが分かりますので、Before & Afterをご紹介します↓
過去には、4月が凄く暖かく、栄養を吸い過ぎてしまい、後の栽培に悪影響があった年もあったので、今年も警戒してスローペースでの栽培を目指しています。
しかし、今年は意外と穏やかな気候が続き、と言うか人間にとっては少し寒いくらいで、まぁ夏イチゴにとってはちょうど良い環境が続いているお陰で、ほぼイメージ通りの推移です。
今週いっぱいは三寒四温が続くようですが、5月に入ると一気に気候も暖かくなり、株の生育スピードも1段ギアが上がるでしょう。後手後手に回らないように、しっかり栽培管理をしていきたいと思います。
6月になれば、また夏イチゴの出荷シーズンを迎えます。今年も、去年よりも更に品質や供給安定性を高めて、たくさんの方に最高の夏イチゴ「なつあかり」を楽しんで頂けるように頑張ります。